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Music Has the Right to Children

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こないだの土曜日は、娘のダンスの発表会。
妻は仕事で東京に行ってたんで、ボクがみにいきました。
アヴリル・ラヴィーンの歌で完璧に踊ってました。
・・そいえば、家の鏡の前で「hey,hey,you,you!」つって踊ってたな。
園児達の晴舞台を確と見届けました。

帰りはマクドへ。
何で子供ってマクドがあんなに好きなんだろう・・?
そういえばボクも子供の頃は好きだったな・・。
子供心のツボをおさえまくってるんやろうな・・。

   *   *   *

同じ日、娘はおばあちゃん家にあずけて、
今年5月から受講している美術の勉強会に行って参りました。

この勉強会は、京都出町柳(左京区)にある
トランスポップギャラリーで月2回行われていて、今月12月で終了。
かなり密度の濃い授業でした。

講師は、ギャラリーのオーナーさんと
美術家で、関西の情報誌での執筆やトリスクールという非常に面白い活動で知られている
岡山 拓さん。

今回は岡山さんの授業 ラストという事で、彼のお家で行いました。
お伺いした お家には美術の図録、図録、図録・・。
多分、何時間居ても飽きない・・。

今回は今までの授業のまとめ ということで、
受講者(20代〜30代の作家)全員が自分の作品について
「言葉」で紹介し、プレスリリースを作り、それを発表する というもの。
ボクは前回の日記を発表。
・・何とか作品についてのアウトラインは、伝わったみたいで、一安心・・。

ほとんどの美術作家はそうやと思うんやけど、元々言葉が苦手だったり、
人とコミュニケーション不全に陥っているから、
言語以外のコミュニケーション=モノをつくる、
という人が多いと思うので、この「作品の言語化」は多少ムリな所がある・・。

けれども、切実に「伝えたい事」があれば、言語化して作品についての
最低限のプレゼンテーションが必要。
こんなん社会的に考えれば、当然すぎるほど当然の事なんやけど、
それが出来ていない、出来ずに上手く作品を社会に対して開けていない、
という作家が(ボク含め)とても多い気がする・・。

岡山さんからは、作品の言語化が、いかに重要なのか改めて教えていただきました。

・・あと、岡山さんはボクと歳も近いので、ボクにとって彼の存在自体が
非常に力をわけてくれる、
というか今後活動していく上で 少し安心できる、というか・・。

出会いに感謝です。
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by taishi_tomi | 2007-12-14 10:20 | 日々 day by day

作品について 4つの断片

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           “ Realta ” 146×140cm  oil on canvas / sep 2007


 1.

幼い頃の、家にあった絨毯の模様、台所に敷かれたタイル模様のマット、
チェックのカーテン越しの甘い陽射し。街中に敷き詰められたブロックのパターン。
部屋の壁紙に目を凝らしては、小さな凹凸が無数にあり、自分がいるのはこの凸の
1つで、まわりに茫漠と広がる得体の知れない「世界」が確かにある と小さな胸を
ときめかしていました。

 今でも規則的なパターンに目がいきます。
「自然」から切り離され、自分達でしつらえたパターンに囲まれて 4畳半的植木鉢に
栽培されている私達の身体。
 心の綻びは見せまいとその規則性に自分を埋没させる事。
そうやって多くの人達は日々をやり過ごしているように私にはみえます。
それは裏を返せば、パターンのすぐ側で爆発してしまいかねないものが蠢いている、
という事です。
 そういった身体の陥穽に目を逸らさず捉え、紙やカンヴァスに定着させ、
私がみている世界観(ヴィジョン)を再構築して絵を制作しています。 

16:40-19:50 9.nov 2007


2.

日々、代謝し変化してゆく肉体。
石や鉄、骨や放射線量も、刻々と変化してゆき、
永いスパンでみれば、いま表に顕われている“現実”とは、
すべて仮構のものでしかありません。

感覚的に得た色・形・ストローク、思考の切れ端、気分、
カンヴァス内での暗中模索の中、偶然垣間みれた未知の世界観・・。
様々なものの痕跡=仮構を 一時的に残せる絵画というメディアに
常に驚嘆しながら、制作しています。
(むこう10年 制作などせずにただ驚き続けるだけでもいいんじゃないかと思う程です。)

鑑賞という事態も、制作時のスタジオの作者から離れて、
アカの他人が全く違う時空で感覚や思考を受け取る事ができたり、
距離をとって分析する事のできる、驚嘆すべき所業の1つです。

私にとって制作とは、
時空を超えて未来永劫 パフォーマンスし続ける
私の、そして私ではない分身を、半ば無責任に産み出す
営為にほかなりません。

2007 12/8 15:35-15:48



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3.

藤子不二雄の短編『カンビュセスの籤』、『ヒョンヒョロ』のラスト、
手塚治虫『火の鳥ー未来編』の敵役ロックが爆心地で佇むシーン・・。
今までの登場人物の身体の動きやストーリーの流れが、
全てこのコマの為にあったのか、と思えるシーンに、
身体が凍り付くほど感動します。

ボクにとって制作とは、そのまま時間が凍り付いて、
未来永劫ずっと行為をし続けるようなシーンを
原爆の影のようにカンヴァスに強烈に焼き付ける行為のことです。

そのようにして、物質的現実とは違う、
もう1つの世界を産み出そうとしているのです。

2007 12/8 15:52-16:07


4.

限定されたカンヴァスに「自由に」描こうとすることは、
私にとって不快で矛盾をはらんだ行為です。
常にその外に出たい、カンヴァスを粉々に破壊してやりたい
という欲求が常につきまといます。

その思いは、
限定された自分の肉体や社会のルール、あらゆる制約を超えたい、
自由になりたい、という日常での私自身の強烈な欲求と重なります。

私にとって作品=カンヴァスとは、
私達が普段 知覚することができない“閾(いき)”に剥き出しになった、
自由を求める肉体であり、皮膚であり、思考の軌跡・痕跡なのです。

2007 12/8 16:09-16:22
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by taishi_tomi | 2007-12-12 13:49 | テクスト text

STUD!O

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by taishi_tomi | 2007-12-06 20:32 | 制作 painting

sea and cake !

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12/1
大阪の国立国際美術館へ、「現代美術の皮膚」と「コレクション3」をみにいきました。

キキ・スミスの作品群がみれて感激。
それに、この展覧会のテーマに一番合った作家だと感じました。
それにしても、
フィルムからドローイングからブロンズ(アルミニウムも使ってんねんな)から
色んな素材を当然のように使いこなしてて、改めてビックリしました。

「コレクション3」の方は、
岡崎乾二郎さんの「あかさかみつけ」をみる事ができて、大興奮。
チープな素材で絵画とも彫刻とも建築ともいえない、独自のイリュージョンを形成してて
喰い入るように鑑賞しました。
色彩も、古典絵画のように非常に美しい。
今年の夏、東京吉祥寺のa-thingsで彼の0号の絵画達を鑑賞したのを思い出し、
岡崎さんの多岐にわたる活動は、著作活動も含め 実は非常に一貫したものだなー、
と感じました。

美術館で何故か横尾忠則さんの『ARTのパワースポット』と、
セシリー・ブラウンのポストカードを購入し、心斎橋へ。

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(↑)道すがら、こんな不穏な絵画が・・。
犬もかわいくないし、色が褪せて、不思議な不気味さが全面に出ていました。
線も、絶妙に不気味で、この看板の前で凍り付きました。
スバラシイ。


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(←)
こんなパンキッシュな・・。
ちょっと、立ち止まって、
数分間 鑑賞しておりました。

ヘタしたら、さっきみた
美術館の作品群より、
強度があるような・・(笑)



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(←)
ついでに、先日、なんの目的もナシに、
電車を降りて吹田あたりをテクテク歩いていた時に道で出くわした、
ペインティング。
こんなん ありえへんし。腕 どういう処理しとんねん。



  *  *  *  *  *

・・と、相変わらずスリリングな大阪の光景をすり抜けて、
sea and cakeのライブを観にいきました。

ロック!
みんな男前!
メンバー全員仲がイイって事が滲み出るハッピーなライブでした。
ハッチャケてた アーチャーさんがカワイかった・・。

先日発売された、メンバーのサム・プレコップさんの写真集も静謐で遊んでいて、
美しい作品でした。
みんな、色んなアウトプットができて、素晴らしいなぁ・・、と
ちょっと焦った1日でした。
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by taishi_tomi | 2007-12-03 12:33 | 日々 day by day